ブラームスホール

最新の音響設計に基づいた意欲的なデザインの中ホール

 世界的な建築音響コンサルタントである永田音響設計の監修による423席の中ホールです。木や石(御影石、大谷石)といった伝統的な材料に、タイルやガラスといった異なる音響特性をもった近代的な材料を組み合わせることによって新しい響きを実現した意欲的なデザインとなっています。壁面は最適な音響を実現するために上部に行くにしたがって広がっており、その特徴的なデザインや14mという天井の高さとあいまって、演奏者と聴衆のドラマティックな一体感を生み出しています。ホワイエの外装は隣接するベートーヴェンホールの特徴的な外観デザインを踏襲したもので、歴史と現代性を同時に表現しています。内部は吹き抜け空間の中に大階段が設えられた、開放的でダイナミックな空間です。1960年に初代モーツァルトホールとして誕生し、その後楽器陳列室、大講義室として親しまれてきた旧校舎447室のクリスタル照明を、本学の伝統の象徴として再び設置しています。

ブラームスホール
ブラームスホール客席
ブラームスホールホワイエ
ブラームスホール
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