江古田キャンパス
ベートーヴェンホール
音響特性を変えることなく再オープンした本邦初の本格的なコンサートホール
1960年に日本で初めての本格的なコンサートホールとして生まれたベートーヴェンホールは、音響効果の良いホールとして国内外から注目を集め、音楽ファンにも長年親しまれてきました。記念碑的な存在である日本初のコンサートオルガンのほか、オーケストラピットやオペラ上演のための舞台機構なども有しています。新校舎群竣工に併せた2017年の大改修は、本学ならびに日本のコンサートホールの歴史を象徴する存在としての役割を継続し、長年慣れ親しんだ雰囲気、音響特性を可能な限り変えないことをコンセプトとしました。具体的には、建築構造の補強とホール天井の落下防止対策による耐震化、防災設備の設置等を施すことで現在の基準を満たす安全性を確保したほか、静粛性の向上、空調・衛生・照明・舞台等機器の更新、バリアフリー化(エレベーターや車椅子利用者用客席の設置)、各階ホワイエを中心とした内装リフレッシュ等を行い、より安全で使いやすい施設に生まれ変わりました。客席数は1,043席。