弦楽器

花崎 薫  講師
担当:チェロ、オーケストラスタディ(弦楽器)

 東京藝術大学在学中、ドイツ学術交流会給費留学生としてベルリン芸術大学に2年間留学。同大学卒業後、東京藝術大学に復学し卒業。東京藝術大学在学中に安宅賞を受賞。1981年、第50回日本音楽コンクール、チェロ部門第3位入賞。1986年、文化庁在外研修員としてドイツ、カールスルーエ音楽大学に留学。この間、堀江泰氏、E・フィンケ、M・オースタータークの各氏に師事。1989年、エルデーディ弦楽四重奏団を結成、ドイツ、フランス公演を行うなど意欲的に活動している。長年にわたり、新日本フィルハーモニー交響楽団の首席チェロ奏者として、井上道義、S・ゴールドベルク、小澤征爾、C・アルミンクなど歴代の指揮者のもとで、オーケストラを支えた。ソリストとしても、R・シュトラウスの「ドン・キホーテ」などで同交響楽団とたびたび共演。現代音楽のアンサンブル、東京シンフォニエッタのメンバーとしても活躍し、2007年、同シンフォニエッタの定期公演でリゲティのチェロ協奏曲を演奏して高い評価を得た。2011年、新日本フィルを退団し、現在、愛知県立芸術大学音楽学部教授。名古屋音楽大学客員教授。東京藝術大学非常勤講師。大阪フィルハーモニー交響楽団客演首席奏者。2011年6月、所属する東京シンフォニエッタがサントリー芸術財団の佐治敬三賞を受賞。2013年、ベートーヴェンチェロとピアノのための全作品のCDを発売。また、メンバーの一人を務めるエルデーディ弦楽四重奏団は、ハイドン、メンデルスゾーン、シューマン、ベートーヴェン後期弦楽四重奏曲のCDを発売している。

花崎 薫
花崎 薫