ディプロマ・ポリシー

ディプロマ・ポリシー

学位授与の方針

ディプロマ・ポリシー

武蔵野音楽大学音楽学部(学士課程)の目的に基づき、4年以上在学して124単位以上を修得し、以下の知識・能力等を身につけたと認められる者に、学士(音楽)の学位を授与します。
1 専攻分野における基礎的な知識・能力に加え、専門的な能力(演奏学科では演奏能力、音楽総合学科の作曲コースでは創作能力、音楽学コースでは研究能力、音楽教育コースでは教育能力、アートマネジメントコースではアートマネジメント能力)を身につけている者。
2 正課の授業および正課外でのさまざまな学修体験を通して、豊かな人間性と学修に対する継続的な強い意欲を身につけている者。
3 自ら考え、創造する能力を育成し、予測することが困難な社会の諸課題に対応できる判断力、コミュニケーション能力等を身につけている者。

 

ディプロマ・ポリシーで求めている学生自身が身につけるべき「11の知識・能力等」

1 専攻分野における基礎的な知識・能力に加え、専門的な能力
(1) 基礎的な知識・能力
    ① 音楽理論、西洋音楽史、ソルフェージュ力等、専門家として必要な共通の基礎知識・能力
    ② 作曲家・作品等についての知識
    ③ 音楽や音楽活動等を通じて培われる感性やアンサンブル能力
    ④ 語学力や幅広い教養、資格取得のスキル
(2) 専門的能力
    演奏能力・創作能力・研究能力・教育能力・アートマネジメント能力

2 豊かな人間性と学修に対する継続的な強い意欲
(1) 他者を思いやる心や忍耐力、社会的責任感等の醸成を通した自己管理能力
(2) 継続して学修する意欲と態度

3 自ら考え、創造する能力を育成し、予測することが困難な社会の諸課題に対応できる判断力、コミュニケーション能力等
(1) 自主的な課題解決力
(2) ① 論理的思考力・判断力・表現力
         ② 的確な表現力・他者理解・異文化の理解
         ③ 協調性・コミュニケーション能力

 

ディプロマ・ポリシーに定める各コースで有するべき専門的な能力は以下のとおりです。

 

【演奏学科】

《器楽コース》
<有鍵楽器専修ピアノ専攻>
ピアニストとしての基本的なレパートリーを修得させ、それらの知識や演奏を通じて音楽文化の発展に貢献し得る実践力を有していると認められる者。

<有鍵楽器専修オルガン専攻>
オルガン奏者としての基本的なレパートリーを修得させ、レジストレーションや様々な演奏上の諸問題の実践的解決ができ、芸術性豊かな表現力を有していると認められる者。

<管楽器専修>
管楽器奏者としての基本的なレパートリーを修得させ、各種アンサンブルやオーケストラスタディ等の経験を通して、より専門的な知識と演奏能力を養い演奏に反映させる技量を有していると認められる者。

<打楽器専修>
打楽器奏者としての基本的なレパートリーを修得させ、各種アンサンブルやオーケストラスタディ等の経験を通して、より専門的な知識と演奏能力を養い演奏に反映させる技量を有していると認められる者。

<弦楽器専修>
弦楽器奏者としての基本的なレパートリーを修得させ、各種アンサンブルやオーケストラスタディ等の経験を通して、より専門的な知識と演奏能力を養い演奏に反映させる技量を有していると認められる者。
 
《声楽コース》
声楽家としての基本的なレパートリーを修得させ、発声・発音・表現など、専門的な知識と分析力、演奏能力を有していると認められる者。
 
《ヴィルトゥオーゾコース》
専攻実技の演奏技術の修得、豊かな専門知識と音楽性により、個性に合った多くのレパートリーを修得させ、高度な演奏能力とともに演奏家として自立可能な技量を有していると認められる者。

 

【音楽総合学科】

《作曲コース》
伝統的な作曲技法とエレクトロニクスの技法を修得し発展させながら、自分の創作の方向性を模索し、作品を完成させること。また、創作する過程で歴史性と現代性の視点から創作の在り方を深く追究し、自作品の方向性を見出していること。そして、他の作曲家の作品を分析・研究することで得た知識を、自作品の創作に活かしてより深い表現力を有していると認められる者。

《音楽学コース》
各自設定した研究テーマで探求を続けてきた成果を卒業論文としてまとめることにより、音楽学研究者として必要とされる専門的な知識や分析力を有していると認められる者。

《音楽教育コース》
各自設定した研究テーマで探求を続けてきた成果を卒業論文としてまとめることにより、音楽教育領域における専門家としての一定の専門的知識を身につけ、音楽教育及び音楽指導の実践にそれらの学術的知見を援用できる能力を有していると認められる者。

《アートマネジメントコース》
各自設定した研究テーマで探求を続けてきた成果を卒業論文としてまとめることにより、アートマネジメント人材として必要とされる専門的な知識や分析力を有していると認められる者。