ディプロマ・ポリシー

ディプロマ・ポリシー

学位授与の方針

ディプロマ・ポリシー

武蔵野音楽大学大学院音楽研究科の目的に基づき、以下のように、高度な知識および技術を身につけたと認められる者に学位を授与します。

【博士前期課程(修士課程)】
本学大学院学則第4条第1項に基づき、2年以上在学し、30単位以上を修得した上で、専攻実技の修了試験、修士論文等の審査に合格した者に修士(音楽)または修士(音楽学)の学位を授与します。なお、ヴィルトゥオーゾコースは、修士論文等を課すことなく、学位審査演奏に合格した者に修士(音楽)の学位を授与します。

【博士後期課程】
本学大学院学則第4条第2項に基づき、3年以上在学し、10単位以上を修得した上で、演奏あるいは作品の修了試験、博士論文の審査に合格した者に博士(音楽)または博士(音楽学)の学位を授与します。


 

【博士前期課程(修士課程)】

ディプロマ・ポリシーに定める各専攻で有するべき高度な知識および技術は以下のとおりです。

【器楽専攻】
専攻分野において高い専門性と芸術的な表現力と共に、奏法・楽曲分析・音楽史・文化史等に関するさまざまな知識を身につけ、専門的かつグローバルな視野を持つ演奏家、指導者として、文化芸術の発展に貢献できる能力を有していると認められる者。

【声楽専攻】
高度な発声、歌唱技術を修得し、歌詞の理解力を深め、歌曲・オペラにおける幅広い表現法を身につけ、専門的かつグローバルな視野を持つ声楽家、指導者として、文化芸術の発展に貢献できる能力を有していると認められる者。

【作曲専攻】
高度な音楽理論の技術と共に、多種多様な曲種の作品を、自らの個性を十分理解して書き上げる創作能力を身につけ、専門的かつグローバルな視野を持つ作曲家として、文化芸術の発展に貢献できる能力を有していると認められる者。

【音楽学専攻】
音楽史、音楽美学、音楽理論、民族音楽学、日本音楽研究等について、高度な専門的知識や技能を身につけ、研究成果を学会や演奏会企画等で積極的に社会に発信し、文化芸術の発展に貢献できる能力を有していると認められる者。

【音楽教育専攻】
音楽教育・音楽教育文献・歴史的教育学等の知識と共に、音楽が人間形成や文化の発展に寄与する役割を深く認識し、その実現を目指す実践的な能力を身につけ、音楽教育に関する高度な専門的知識と実践的能力を修得し、音楽教育者、研究者として、指導的立場で文化芸術の発展に貢献できる能力を有していると認められる者。

 

 

【博士後期課程】

ディプロマ・ポリシーに定める各研究領域で有するべき高度な知識および技術は以下のとおりです。

【音楽専攻】
《研究領域(器楽)》

修士課程において修得した演奏実技のうえに、高度な演奏技術を修得することにより演奏能力を高め、演奏する楽曲について、作曲家の人間像やその作品の背景を歴史的、理論的に研究し、かつ緻密な楽曲分析を行い、それを実践する能力と共に、演奏家として独自の解釈と表現力を身につけたと認められる者。

《研究領域(声楽)》
修士課程において修得した演奏実技のうえに、高度な発声、歌唱技術を修得し、演奏する楽曲について、作曲家の人間像やその作品の背景を歴史的、理論的に研究し、かつ緻密な楽曲分析を行い、声楽家、舞台芸術家として独自の解釈と表現力を身につけたと認められる者。

《研究領域(作曲)》
修士課程において修得した専門的能力のうえに、声楽、器楽、大小さまざまな編成による室内楽、合奏等の楽曲に関するさらに高度な作曲理論の分析・考察、形式、様式等を含む歴史的背景の研究、作曲家達の思想や人間像の研究を重ねて独自の高度な作曲理論を構築し、あるいは独創的技法、個性ある響きを創造して、自己の思想や感情を的確に表現することのできる作曲家としての作曲能力を身につけたと認められる者。

《研究領域(音楽学)》
修士課程において修得した音楽学の専門家としての資質のうえに、音楽学という独自性を充分に認識したうえで、より深い研究を行い、研究成果を総合的にまとめて、独自性のあるひとつの理論として成立させる研究者としての能力を身につけたと認められる者。

《研究領域(音楽教育)》
修士課程において修得した音楽教育の専門的能力のうえに、純粋に音楽芸術の指導のための、あるいは音楽をさまざまな教育の場に資するための専門教育、教養教育、社会教育、学校教育、および音楽教育目的論のそれぞれに対応する方法論を構築し、さらには指導対象者、各種教材、教育制度や環境等を深く分析、研究して、これを実践に活かすことのできる音楽教育者としての高度な解析能力を身につけたと認められる者。