福井 直昭
プロフィール
生年月日:1970年9月17日
出身:東京都
専門:ピアノ
’93年慶應義塾大学経済学部を卒業後、’95年武蔵野音楽大学大学院修了、ピアノ専攻最優秀の「クロイツァー賞」を受賞。紀尾井ホールでのデビューリサイタルは音楽誌上で邦人年間ベストリサイタルの一つに選出され、以来各地の国際音楽祭等に出演を重ね、日本を代表するリスト弾きの地位を得る。’98年から2年間日本を離れ、ミュンヘン国立音楽大学において更に研鑽を積み、在学中の’99年ブルガリア国際コンクール「Music and Earth」全部門グランプリ大賞受賞(審査員全一致、史上最高得点)、ジュリアード・ジャーナル(米)等で報じられる。ソリストとしては’96年「ブダペストの春」国際音楽祭に招聘され、メンデルスゾーン室内管弦楽団と協演、ヨーロッパデビューを飾り、その後も’97年「ハンガリー・ヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団東京公演」、世界42ヶ国に衛星生放送された’98年「ブルガリア国立放送交響楽団創立50周年記念公演」等に出演する。2000年代に入ると、ブルガリア国営放送で生放送された’00年「ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団定期公演」、リストの協奏曲を2曲演奏した’04年「ピアノ新人会第100回記念公演(東京交響楽団)」、巨匠フィリップ・アントルモン指揮による’09年「ニュルンベルク交響楽団東京公演」、日本・ハンガリー国交回復50周年記念としてNHKでも取り上げられた’09年「リスト音楽院管弦楽団東京公演」に出演するなど、内外で協演した著名なオーケストラの数は20に迫る。
近年も様々な分野において活発な活動を行っているが、特に「ケマル・ゲキチ×福井直昭 ピアノソロ&デュオリサイタル」は、’08年と’12年の2度にわたり東京オペラシティコンサートホールの超満員の聴衆を熱狂の渦に巻き込んだ。また’17年には「武蔵野音楽大学江古田新キャンパス竣工記念特別演奏会 ケマル・ゲキチ×福井直昭 ピアノデュオリサイタル」を武蔵野音楽大学ベートーヴェンホールで開催、聴衆と互いに臨場感あふれる音楽体験を共有し、新たな幕開けとなった江古田キャンパスの誕生に華を添えた。ゲキチとは’23年にも東京オペラシティコンサートホールにおける「ケマル・ゲキチ×福井直昭 ピアノデュオリサイタル」において4度目の共演を果たし、絶賛を博した。
略歴
平成 5年3月
慶應義塾大学経済学部卒業 学士(経済学)
平成 7年3月
武蔵野音楽大学大学院音楽研究科(修士課程)器楽専攻修了 修士(音楽)
平成 7年3月
「クロイツァー賞」受賞
平成10年6月
ミュンヘン国立音楽大学留学(平成12年3月まで)
平成11年4月
ブルガリア国際音楽コンクール「Music & Earth」全部門グランプリ受賞
平成17年4月
学校法人武蔵野音楽学園 評議員(現在に至る)
平成19年4月
武蔵野音楽大学 教授(現在に至る)
平成19年4月
武蔵野音楽大学 図書館・楽器博物館長(平成27年3月まで)
平成22年3月
学校法人武蔵野音楽学園 理事(現在に至る)
平成23年4月
武蔵野音楽大学音楽学部 ヴィルトゥオーソ学科長(平成27年3月まで)
平成26年6月
公益財団法人東京二期会 評議員(現在に至る)
平成27年4月
武蔵野音楽大学 副学長(令和2年3月まで)
平成27年4月
武蔵野音楽大学 企画部長(兼務 平成29年3月まで)
平成27・28・29年度
公益財団法人日本高等教育評価機構 評価員
平成29年4月
武蔵野音楽大学 図書館館長(兼務 令和2年3月まで)
平成29年4月
武蔵野音楽大学 楽器ミュージアム館長(兼務 現在に至る)
平成29年4月
武蔵野音楽大学音楽学部演奏学科 ヴィルトゥオーゾコース長(現在に至る)
平成29年4月
公益財団法人練馬区文化振興協会 理事(現在に至る)
平成30年5月
練馬区立美術館再整備基本構想策定検討委員会 委員(令和2年3月まで)
令和元年10月
ハンガリー ジュール市長より「ジュール市記念シルバーメダル」受賞
令和 2年 4月
武蔵野音楽大学 学長
令和 2年 4月
武蔵野音楽大学附属高等学校 校長
令和5年 2月
下總皖一音楽賞 受賞
令和5年 4月
全日本音楽教育研究会 会長 (現在に至る)
令和6年 4月
日本私立大学協会 理事(現在に至る)
令和6年 4月
公益財団法人日本ピアノ教育連盟顧問
令和6年 6月
公益財団法人大学基準協会 評議員