同窓会

会長・理事長挨拶

2024年5月

会長挨拶 

同窓会会長 福井 直昭

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 青空に映える新緑が眩しいこの頃、皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。学内が未来への希望に満ちた新入生で賑わう中、2024年度の幕開けから早一ヵ月が過ぎました。多くの困難に直面するこの時代に、音楽家の道を志し、本学に入学を果たした新入生の皆様の不断の努力に対し敬意を表します。並びに、支えてこられたご家族の皆様、大学運営に対し多大なご支援・ご協力をくださったすべての方に、心より感謝申し上げます。
 同窓生の皆様におかれましては、日頃より母校同窓会活動の継続のためご尽力くださり誠にありがとうございます。今年度も初頭より多くの支部にて支部総会・支部主催演奏会等が開催され、大変喜ばしい限りです。本年9月には同窓会全国総会が本学江古田キャンパスで5年ぶりに開催される予定ですので是非足をお運びください。多くの同窓生の皆様と和やかなひとときを共有できますことを心より願っております。
 本学は2017年、通常の大学キャンパスの枠を超えた「音楽の街」とも呼べる画期的な都市型キャンパスを完成させ、理想的な演奏・学習環境を整えました。また、2021年には楽器ミュージアムをリニューアルオープンし、この新しい展示空間で、本学が誇る貴重な楽器の数々を、広く一般の皆様に公開することで、我が国の音楽文化の発展に寄与しています。そして本年4月には、キャンパスから徒歩2分というアクセス抜群の地に、女子学生・生徒専用の学生レジデンス「フリューゲルFlügel」が誕生いたしました(設計施工㈱長谷工コーポレーション)。全室個室とすることで、プライベートな空間を確保しつつも、一人暮らしでは得られない共用スペースも完備しており、音楽と空間が調和した環境で学生・生徒が感性豊かな生活を送ることを日々サポートしています。更に来年度はじめには、本学園が歩んできた歴史を確実に次世代に継承するための「武蔵野音楽学園記念室(仮称)」が、学内にオープンする予定です。在学生・在校生には、本学の建学の精神、教育の方針を一層理解してもらう場、同窓生の皆様には、学園の歴史を想い、それぞれの現在・未来を展望していただける場となるような、様々な歴史的資料品の展示を計画しております。学園の一体的発展の一助となることを願い、現在準備を進めておりますので、開室を今しばらくお待ちいただければと存じます。
 来る2029年、武蔵野音楽学園は創立100周年を迎えます。これを大きな契機としてとらえ、将来を見据えた上での更なる教育活動の充実のために、2027年4月、附属高等学校を埼玉県入間市から東京都練馬区へ移転いたします(東京都認可申請手続き中/学校設置計画承認済)。附属高校新校舎は「気づきと創造力をもたらす空間」をコンセプトに、大学より徒歩3分のむらさき寮跡地に建設する予定です。これにより高大連携をさらに深化させ、附属高校生が大学の教員・学生と交流する機会を格段に拡充いたします。未来を感じさせるデザインの新校舎は、そこに集う生徒たちによって更なる輝きを増していくことでしょう。完成予想図等の詳細は、大学ホームページをご覧いただければ幸いです。各地で活躍する卒業生の強い思いと応援に支えられながら、武蔵野音楽学園は今後も発展を続け、歴史を未来へと継承していきます。進化・深化し続ける本学にどうぞご期待ください。
 以上のような取り組みのほか、教職員一同、建学の精神を堅持し、教育の方針に従って、学生・生徒諸君が学修目的に真摯に取り組むことができるよう、教育環境の充実に更なる努力を傾注して参る所存です。今年度も、同窓生の皆様のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げると共に、より一層のご支援、ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

理事長挨拶

同窓会理事長 重松 聡

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 私儀、昨年11月28日に行われた同窓会役員会にて大滝雄志前理事長の後任として、理事長を拝命致しました。先輩諸氏のこれまでのご尽力に敬意を表すると同時に、これからは理事、評議員、各支部長、会員の皆様のお力添えを頂きながら、職責を果たして参りたいと存じますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
 2017年の江古田新キャンパス開設後、2021年楽器ミュージアムオープンに続き、今年度は江古田キャンパスから徒歩3分の好立地に女子寮フリューゲルが完成、100名を超える学生が入寮し、全個室と広々とした共有スペース、加えて充分な練習室など理想的な諸設備のもと、新学期をスタートしております。また今後、高大連携を見据え、附属高校を入間から移設し、2027年に江古田(旧むらさき寮跡地)での開設を予定しています。
 これらハード面の充実に加え、常日頃より教職員一丸となって、教育内容の充実を図るべく、努めていることは申すまでもありません。各コースの履修カリキュラムについても、学生の要望とニーズに対応できるよう、より柔軟性を持たせるための様々な工夫・改善が成されています。
 こうした学園の歩みに沿って、われわれ同窓会もネットワークをより活性化し、心新たに学園の姿勢に共感し、一体となって支えていかなくてはなりません。折しも今年度は、学園の歩みに関する資料などを備えた学園記念室がキャンパス内に完成する予定です。5年後(2029年)の学園創立100周年を前に、同窓生の皆様には、学園の活動になお一層の関心をお寄せいただき、引き続きご協力賜りますよう、お願い申し上げます。