武蔵野音楽大学音楽学部音楽学学科を経て、1987年同大学音楽研究科修士課程音楽学専攻修了。1989年米国フロリダ州立大学大学院博士課程音楽学専攻に進学、Certificate in Early Musicを取得して、1990年に帰国。2001年より1年間、東京大学先端科学技術研究センター研究生として科学技術史を学ぶ。
修士(音楽学)

1987年　武蔵野音楽大学研究員
2002～2006年　東京大学先端科学技術研究センター協力研究員
2011年　武蔵野音楽大学非常勤講師（現在に至る）
2016年　昭和音楽大学および大学院非常勤講師（現在に至る）
2017年　成城大学非常勤講師
2018年　東京藝術大学音楽学部非常勤講師
2020年　東京藝術大学音楽学部非常勤講師（現在に至る）

音楽学を皆川達夫、永田仁、カイト・ポウエル、チェンバロをキャロル・ロワナー、科学史科学哲学を橋本毅彦の各氏に師事

【単著】『バロック音楽の名曲』(2008)
【共著】『グロケイオ　音楽論』(2001)、『ミクロログス（音楽小論）全訳と解説』（2018）
【共訳】『新グローブ音楽大事典』(1995)

【論文（英語）】
・“New light on Ockeghem’s Missa ‘Mi-mi’” Early Music, xiii 1985, 365~375、
・“The Acceptance of Studies on European Medieval and Renaissance Music in Japan”. FONTES ARTIS MUSICAE, 2021.8-3: 245-254.

【論文（日本語）】
｢『記譜法論Tractatus Figurarum』について　――アルス・スブティリオルの記譜法理論に見られるひとつの試み｣『音楽の宇宙』音楽之友社　1998、pp.114-123。　
「中世のソルミゼーションにおける《Ut queant laxis》と《Trinum et unum》－ソルミゼーション・シラブルの成立過程について」（『武蔵野音楽大学研究紀要第50号』、2019.3:pp.117-136）他多数執筆。

【学会発表（英語）】
MIYAZAKI, Haruyo. 2017.3.20　“Solmization Theory and Clavis Usage in Medieval Music　―Elias Salomon’s Theory and Practice”－International Musicological Society, 20th Quinquennial Congress. Tokyo:Tokyo University of the Arts.

MIYAZAKI, Haruyo, 2022.12.9 “Syllable Singing in Music Theory from the Ninth to Eleventh Centuries”. Early Music Pedagogy Then and Now: From the Classical Antiquity to the Renaissance. Centro Studi Opera Omnia Luigi Boccherini, Instituto Italiano di Musica Antica, Italian Institute for Applied Musicology, and Palma Choralis), Brescia, Milan.  

【楽譜監修】
2023．3．G1. Hans Leo Hassler Wenn mein stündlein vorhanden ist, Giovanni Pierluigi da Palestrina Salve Regina 『全日本合唱コンクール課題曲集：合唱名曲シリーズ（ルネサンス部門）』　第43巻 p.1-6, 46-50、他。

【メディア出演】
1993～2000年NHK-FM｢朝のバロック｣番組構成担当
2006年｢ベスト・オブ・クラシック｣出演。
2023年4月からNHK-FM「古楽の楽しみ」にレギュラー・パーソナリティとして出演（現在に至る）。

全日本合唱連盟主催『全日本合唱コンクール』課題曲の解説を担当。プログラム、CDライナーノートなど執筆多数。
2021年よりフォンス・フローリス古楽院講師（現在に至る）。
2023年『合唱音楽の歴史』日本合唱指揮者協会主催の＜合唱指揮アカデミー＞にて、通年講座。他、多数の公開講座を担当。日本音楽学会会員、アメリカ音楽学会会員、西洋中世学会会員、科学史科学哲学学会会員。RILM音楽文献目録委員会選定委員（2023年7月より委員長代行）。