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武蔵野の新たな歴史が刻まれた一夜 〜江古田新キャンパス竣工記念特別演奏会〜

ケマル・ゲキチ×福井直昭 ピアノ・デュオリサイタル

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5年ぶり3度目の共演

 6月30日、ベートーヴェンホールにおいて江古田新キャンパスの竣工を祝う特別演奏会『ケマル・ゲキチ×福井直昭 ピアノ・デュオリサイタル』が行われました。世界的な名ピアニストであり、長年にわたり本学の客員教授を務めておられるゲキチ氏。そして、日本を代表するリスト弾きであり、本学の副学長でもある福井直昭氏。二人の顔合わせは、2008年、2012年(いずれも東京オペラシティ コンサートホール)につづき今回で3度目、初の武蔵野主催。演奏への期待はもちろん、江古田新キャンパスへの興味も相俟って高い関心を集め、急遽ステージ上に臨時の客席を設けるほど人気は沸騰しました。

 文字通り超満員の聴衆がステージを見つめる中スタートしたリサイタルの前半は、リスト「交響詩《前奏曲(レ・プレリュード)》」、ブラームス「5つのワルツ」、ベートーヴェン「交響曲 第7番 イ長調」。卓越したテクニックと豊かな音色、熟練のデュオならではの息のあった極上の音楽が繰り広げられました。

 休憩をはさんで後半のプログラムは、ラフマニノフ「前奏曲 嬰ハ短調《鐘》」、リスト「ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調」、同じくリスト「モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》の回想」。この日演奏された曲目に関する作曲家は、ベートーヴェンホールを始め、ブラームスホール、モーツァルトホールやリストプラザなど、いずれも江古田新キャンパスのホールやエリアにその名を冠されています。黒を基調とした衣裳に身を包んだ両人が向き合い、時に激しく、時にやさしくピアノと対峙する姿は、あたかもボクシングの試合のような緊張感をはらみ、聴衆は二人が創り上げる熱い音楽世界を堪能しました。

 

伝統と先進が響き合う未来へ──

 あっという間にプログラムは終了し、アンコールは趣を変えてガーシュウィンを即興的に演奏。随所にユーモアも交えた曲間のMCでは、福井副学長が客席にいる学生たちへ次のようなメッセージを送りました。このような素晴らしいキャンパスを建ててくださった方々への感謝を忘れず、諸施設を活用しつつ勉強に練習に励んで欲しい。そして、学生時代の友達は一生の友達、音楽を一緒に学ぶ仲間と直接向き合い友情を育んで欲しい、と。さらに、キャンパスレストランの“Intermezzo(間奏曲)”、展望ラウンジの“Bis(アンコール)”というネーミングがゲキチ氏の提案だという裏話も披露してくださいました。

 約30分間にも及んだアンコールのラストは、やはりリスト。演奏終了時に二人が同時に両腕を天に突き上げた瞬間、客席からは大満足の拍手が巻き起こりました。すべての校舎が建て替えられた新キャンパスの中、唯一保存された伝統のあるホールでの開催。副学長と20年以上前から御自身の憧れの存在だったゲキチ氏との再共演。客席に集った新キャンパス工事関係者や各界著名人、武蔵野の先輩と後輩、そして未来ある若者たち。この日のリサイタルは、まさに「伝統と先進が響き合う未来へ──」という江古田新キャンパスのコンセプトにふさわしいものでした。