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江古田新キャンパス(2017年1月末竣工)
〒176-8521
東京都練馬区羽沢1丁目13-1
TEL:03-3992-1121(代表)
入間キャンパス
〒358-8521
埼玉県入間市中神728
TEL:04-2932-2111(代表)

武蔵野音楽学園

武蔵野音楽学園江古田新キャンパスプロジェクトについて

2017年度 新たな都心型キャンパスの誕生 ――伝統と未来のハーモニー

鳥瞰図  明快なゾーニングにより生まれる音楽空間

 新たなキャンパスは、江古田駅、新桜台駅から徒歩4分という好立地にありながら、周辺を閑静な住宅街に囲まれた環境を考慮して、外周部には開放された歩道や緑、ベンチ等を整備することで芸術の街 江古田と共生しながら、キャンパスの賑わいの場は内側に集約した中庭型の構成となっています。中庭を取り囲む建物は、それぞれ教室、図書館、レッスン、練習室等機能毎に分化することで特徴的な外観をまとっています。内部構成が自然と外観デザインに反映されつつ、多様な個性がひとつのかたちに融合していく――すなわちキャンパスに個と全体の調和(ハーモニー=「和」)をもたらすことになります。この中庭を中心としたエリアから奥へ行くとベートーヴェンホール、ブラームスホールというキャンパスの象徴となる大中のコンサートホールのほか、リサイタルホール「新モーツァルトホール」やオーケストラ、ウィンドアンサンブル、大合唱用の各種リハーサルホール群がある明快なゾーニングがなされています。

鳥瞰図


Q.武蔵野音楽大学ならではの施設・環境は何ですか?

"3つのコンサートホールと 3つのリハーサルホール等による総合的な演奏環境"

 日本初の本格的コンサートホール「ベートーヴェンホール」を伝統的な姿や響きはそのままに保存・改修するほか、最新の音響設計による中ホール「ブラームスホール」とサロン風リサイタルホール「新モーツァルトホール」を擁します。さらには計3つの各リハーサルホール(オーケストラ・ウィンドアンサンブル・大合唱用)や、多くの最適な音響のレッスン室、練習室、合奏室を完備した、まさに総合的な演奏環境が実現します。また図書館・楽器博物館などの知的好奇心を刺激する施設や、キャンパス生活のアメニティを向上させる様々な設備・空間は、洗練されたデザインや細やかな配慮とあいまって、学生のアクティビティを活性化させるでしょう。

福井直昭
武蔵野音楽大学 副学長・企画部長・教授(ピアノ)

ベートーヴェンホール  音響特性を変えることなく再オープンする本邦初の本格的なコンサートホール

 ベートーヴェンホールは、昭和35 年に日本で初めての本格的なコンサートホールとして生まれました。音響効果の良いホールとして国内外から注目を集め、音楽ファンにも長年親しまれてきた伝統の場所です。設置された本邦初のコンサートオルガンは記念碑的な存在となっており、電動化されたオーケストラピット、オペラ上演のための舞台機構なども有しています。今回の改修では「年月を経て漂う本学の歴史を象徴する存在としての風格を活かす」、「音響特性を可能な限り変えない」をコンセプトとし、建物構造の耐震補強工事、ホール天井の落下防止対策工事、空調・衛生・電気・舞台等機器の最新の設備への更新(照明設備・トイレを含む)、バリアフリー化(エレベーターや車椅子利用者用客席の設置)などを行い、より使いやすい施設として生まれ変わります。改修後の客席数は1,051席となります。

ベートーヴェンホール

ベートーヴェンホール(2015年撮影)


中ホール 「ブラームスホール」  最新の音響設計に基づいた意欲的なデザインの中ホール

 世界的な建築音響コンサルタントである永田音響設計の監修による、約420席の中ホールです。壁面は最適な音響を実現するために上部に行くにしたがって広がっており、その特徴的なデザインや14mという天井高さと相まって、演奏者と聴衆のドラマティックな一体感を生み出します。本学は、既に石を基調としたベートーヴェンホールと木を基調としたバッハザールという2大コンサートホールを有していますが、この新しい中ホールでは、それらの伝統的な材料に更にタイルやガラスといった異なる音響特性をもった近代的な材料を組み合わせることで、新しい響きを目指した意欲的なデザインとなっています。ベートーヴェンホールと並び、新しいキャンパスのシンボルとなります。

ブラームスホール

ブラームスホール


リサイタルホール 「新モーツァルトホール」 
クラシカルでありながらモダンな印象を併せ持つヨーロッパのサロン風ホール

 リサイタル・室内楽用の約100席のホールで、学生がお互いを触発し合う場として自由に活動できる使い勝手のよいホールです。いかにも練習用ホール然としたものではない、通常の授業とは違うハレの場とすることで学生の意欲を最大限に引き出すことを目指し、クラシカルでありながらモダンな印象も併せ持つヨーロッパのサロンをイメージしました。正面には旧モーツァルトホールから移設した伝統あるパイプオルガンを据えつつ、自由な演奏形式に対応した設備を備えて学生の多様なニーズに対応します。

新モーツァルトホール

 本学では、従来より江古田(東京都)と入間(埼玉県)の両キャンパスで教育・研究を行ってきましたが、現在さらなる教育・研究環境の向上を目指して、日本で初めての本格的コンサートホールである「ベートーヴェンホール」のみを残し、江古田キャンパスのすべての校舎を建て替える「武蔵野音楽学園江古田新キャンパスプロジェクト」が進行中です。これに伴い、大学の教育・研究活動の場を、2017年度より江古田新キャンパスに統合します。旧キャンパスの記憶をつなぐ存在として、武蔵野音楽大学の伝統の象徴であるベートーヴェンホールを保存、改
修したうえで、21世紀を生き続ける全く新しいキャンパスを創造するー本学は「和」のこころを建学の精神としていますが、これはまさに、2019年度に創立90周年を迎えるにあたり掲げた本学のスローガンの1つ「伝統と先進の和(ハーモニー)」の具象化です。

 江古田という芸術の街が建築をかたちづくり、建築が音楽研究の場を提供し、学生の皆さんが歌い奏でる調べがキャンパスの空気を染める・・・建学の精神「和」のこころの浸透により、本学は学生と教職員の距離が近い、という多くの方々の声がきこえます。友人・教職員との交わりを通した「人間形成」の場として温かい雰囲気をもち、「音楽芸術の研鑽」をするうえで機能的に洗練・整備された、本学の教育方針とも合致する魅力ある最新のキャンパスの誕生をご期待ください。

新モーツァルトホール


3つのリハーサルホール  編成・演奏の特性を考慮し、室形状が最適化された各専用練習ホール

 オーケストラ、大合唱、ウィンドアンサンブルのための各専用リハーサルホールは、賑わい空間であるサンクンガーデンから離れた、大中小3つのコンサートホールに隣接する「ホールゾーン」に位置し、互いに連携した利用が可能です。各ホールは、室内音響に配慮して壁・天井の平行面を排した本格的なデザインで、それぞれの編成の特性を考慮し室形状が最適化されているほか、吸音カーテンにより本番で利用するホールに合わせた響きに調整可能です。また仕上げや色彩を変えることで、各ホールの個性が際立つよう配慮しています。

オーケストラホール

オーケストラ・ホール


コーラス・ホール


ウィンドホール

ウィンドアンサンブル・ホール


サンクンガーデン  多彩な交流を促進する「キャンパスのコア」

 キャンパス中央に位置するサンクンガーデンは、地下に掘り下げた中庭型の広場で、キャンパスレストランや図書館、楽器博物館に囲まれた新キャンパスの中心です。周囲を異なるデザインの建物に囲まれた空間は、あたかも西欧のプラザのように、ある時は憩いの場、ある時は大階段を客席に見たてた屋外イベント空間となります。人々が行き交い、集い、新しい交流を生み出す場所としてこの広場が機能することで、新たな都心型キャンパスの姿を実現します。

武蔵野音楽大学江古田新キャンパスサンクンガーデン

サンクンガーデン


Q.キャンパス設計の特徴をひとことで言うと、何ですか?

"サンクンガーデンによってかたちづくる音楽の街"

山本朋生
株式会社大林組  本社設計本部 本部長室室長

 地下1階から地上につながる中庭型広場(サンクンガーデン)を中心にキャンパスを構成します。住宅地域の立地のなかで、音楽大学としての多様な諸機能を“外部に閉じつつ中庭に開放的に開き”ます。中庭を囲む建築群の表情の変化、樹木ごしに交わされる立体的な視線、ガラス張りのエントランスホールを介してつながる周囲の街並みとのシークエンス…武蔵野音大生たちの日常のシーンをイメージしながら検討を重ね、“音楽の街”のような空間の豊かさを目指しています。  

 

南東外観  学生の感性に訴える、それぞれの豊かな個性を感じる外観

 江古田駅からアプローチすると、周辺環境に配慮し建物をセットバックして生まれた街かど広場が出迎えます。外装は学生の感性に訴えかけるよう、無駄な装飾を避け素材感を大事にしたコンクリートやタイルで構成しています。音楽大学に求められる多様な性能(光、遮音、響き)を直截的に反映した開口部デザインにより、統一感がありながらもそれぞれの豊かな個性を感じる、まさに武蔵野音楽大学らしい外観デザインとなっています。

南東外観


南西外観  旧キャンパスの記憶をつなぐベートーヴェンホールと桜

 旧キャンパスの記憶をつなぐ存在として、日本最古のコンサートホールであるベートーヴェンホールを保存、修復します。隣接する南西角に建つ南棟は事務室や教室等からなる大学の本部機能を有する建物で、最上階には展望ラウンジがあります。道路に沿って立つ桜の古木は、大学と地域をつなぐシンボルとして保存します。

南西外観

南西外観


西側アプローチ  地域と大学をつなぐ楽聖達の胸像が立ち並ぶ散歩道

 江古田新キャンパスでは、周辺に開かれた都市型キャンパスとして従来のフェンスで閉ざされた外周部ではなく、緑と歩道を積極的に整備します。楽聖たちの胸像が立ち並ぶ散歩道は地域の皆さんの憩いの場となり、より大学を身近に感じていただくことを期待しています。

西側アプローチ

西側アプローチ


エントランスホール  大学の活発なアクティビティを発信するキャンパスの顔

 キャンパスの顔となるエントランスは、確かな存在感を持ちながら社会に開かれた大学の象徴として、外部からもキャンパス内部を伺い知ることができるように透明性の高いデザインとなっています。心地よい開放感を与える3層吹き抜けのホール内には、上部にブリッジが渡りキャンパスの回遊性を確保すると共に、外部に大学の活発なアクティビティを発信します。昼夜を問わず研鑽する学生のために、夜には一転して柔らかな光に包まれたガラスボックスとなり、音楽研究の拠り所としての暖かい表情を魅せます。

エントランスホール(内観)

エントランスホール(内観)


エントランスホール(外観)

エントランスホール(外観)


メインロビー  様々な人が行き交う開放感あふれる空間

  エントランスホールから連続した2層吹き抜けの開放的なメインロビーは、事務部門や掲示コーナーがあるフォーマルなホールです。ガラス張りによりサンクンガーデンと一体になった開放感あふれる空間を様々な人が行き交う、待ち合わせにも最適なロビーです。広場に面した2基のエレベーターはシースルーになっており、上階の教室に行く際には江古田キャンパスを一望することができます。

メインロビー

メインロビー


図書館  それぞれ特徴をもつ3層構成による快適で居心地の良い知的空間

  図書館は、キャンパスの特徴を活かした3層構成になっています。エントランスホールを抜けサンクンガーデン上にかかる象徴的なブリッジを渡ると、すぐそこが図書館入口です。中に入ると総合受付カウンターが設置された「メインフロア」があり、吹抜け階段添いにある大壁面書架を経由して上階にあがると、豊富なAV資料を中心とした「AVフロア」があります。メインフロアから下に降りると、サンクンガーデンに面したオープンな雰囲気のラーニングコモンズとグループ学修室による「アクティブ・ラーニングフロア」が現れ、スタッフによる学修相談やライティング・アドヴァイス等学生の自律的な研究活動をサポートします。楽譜、図書、AV資料など計30万点の知的好奇心をくすぐる日本有数の所蔵資料は、ICT技術を使ったシステムにより、いつでも利用することができます。

図書館

図書館


楽器博物館(2017年度末開館予定)  洗練されたデザインによる日本最大の楽器コレクション展示

 大学と社会をつなぐ窓口として、日本最大の楽器コレクションが再び江古田楽器博物館に集積します。ナポレオンⅢ世や、クララ・シューマンが所有していたものをはじめとする大変貴重な多くのピアノはもちろん、ヴァイオリンの名器群や木管楽器の体系的コレクションなどの西洋クラシック楽器の数々のほか、わが国が誇る邦楽器の名品コレクション、世界各地の民族楽器を、それらがもつ魅力を最大限に引き出すように美しく、かつわかりやすく展示します。洗練されたインテリアデザインの館内からは、北側のガラス開口部越しに広場を見渡すことができます。

楽器博物館

楽器博物館


レッスン室  真剣な教育の場に囲まれたコミュニケーションを活発化させるラウンジ

 レッスン室は教員と学生の1対1の真剣な教育、対話の場です。しかし大学という皆が共に研鑽する場では、何気ない仲間との会話や通りすがりの教員のアドヴァイスも、研究生活におけるかけがえのない要素です。新たなキャンパスでは、レッスン室に囲まれたラウンジが随所に設けられますが、単にレッスンの待合いだけでなく、これらフォーマル/インフォーマルなコミュニケーションが活発に行われることでしょう。

レッスン室

レッスン室


キャンパスレストラン  キャンパスの賑わいを感じることのできる有名レストラン運営のカフェテリア

 有名レストランが運営を手掛ける、広場に面して大きく開口部を設け自然光を取り入れた、約200席の開放的なレストランです。カフェテリア形式で多彩なメニューを提供し、天気のよい日には屋外でも食事をしながら、四季の変化やキャンパスの賑わいを感じることができます。

キャンパスレストラン

キャンパスレストラン


展望ラウンジ  一大パノラマを楽しめる語らいの場

 校舎最上階にはドリンクや軽食を楽しめる展望ラウンジを設け、学生同士や学生と教職員の語らいの場を提供します。東に東京スカイツリー、南に新宿副都心、西に富士山を望む一大パノラマを楽しむことができます。

展望ラウンジ

展望ラウンジ


売店(YAMAHAミニショップ)  ゆったりと買い物を楽しめる広いスペースのショップ

   エントランスホールから右(東)の建物に入ってすぐの学生ホールに接したヤマハのミニショップは、ゆったりとくつろぎながら買い物を楽しめるよう、約100平方メートルというスペースを有しています。従来通りの楽譜を中心とした音楽ソフト商材に加え、楽器付属関連商品を充実させ、また学生が日常で必要とするような一般雑貨商品も可能な範囲で提供します。

ヤマハミニショップ

売店(YAMAHAミニショップ)


 

江古田新キャンパスプロジェクトに伴う学生の履修キャンパスについて

江古田新キャンパスプロジェクトに伴い、平成27年度以降の入学者の履修キャンパスを以下のように予定しています。

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