
武蔵野の教え子が世界各国で活躍しているのは何よりの喜び。
私は1993 年から客員教授として、年間を通してコントラバス、室内楽、オーケストラの指導を担当してきました。武蔵野音楽大学の教え子が日本を始め世界各国のオーケストラで活躍し、指導者としても成長してくれているのを目にするのは何よりも嬉しいです。5回の海外演奏旅行で、ハンガリー国立歌劇場やドイツ・ヘラクレスザールなど、かつて自分が演奏した会場に、武蔵野のメンバーとして再び立つことができたことも、素敵な思い出となっています。
プロフィール
1949年ブダペストに生まれる。バルトーク音楽院においてL.モンターグに師事する。その後リスト音楽院において、父のゾルタン・ティバイに師事し、 1972年に同音楽院を卒業する。1970年よりハンガリー国立歌劇場管弦楽団に入団し、76年より首席奏者を務める。そのほかブダペスト・フィルハーモ ニー管弦楽団、ブダペスト・ウィンド・アンサンブル、ブダペスト祝祭管弦楽団のメンバーとしても活躍し、多数の演奏会、レコーディングを重ねる一方で、リ スト音楽院において後進の指導にもあたり、練習曲の楽譜も出版している。1988年より、定期的にオーストリア=ハンガリー・ハイドン管弦楽団と共演して いる。2004年フンガロトンよりリリースした福井直昭とのCD「DOUBLE BASS RARITIES(HCD32284)」は、ハンガリー放送やグラモフォン誌等で絶賛を博している。
現在、武蔵野音楽大学客員教授。